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どうもーみなさん、こんにちは!!
5年生さめくん(息子)と4年生くまちゃん(娘)の年子兄妹の子育て奮闘中のさきです。
今回は、子供のやる気を奪う呪いの言葉「勉強しなさい」について、お伝えします。
小学生の子供を持つ親御さんなら1回は言ったことがあるのではないでしょうか?私も言ったことがあります。ただ、結果はみなさんのご想像の通りで、当然言う事はききませんでした。
言うことをきいて、やる気なく勉強をしたとしても、勉強の効果は薄いし、勉強するのも一時的なものとなってしまうでしょう。そして、どんどん勉強はいやなものという認識になって、勉強から遠のいてしまうと思います。
高学年にもなると、しっかり自我が芽生えてくるので、「勉強しなさい」なんていうと、しっかり反発してきます。子供も不機嫌になるし、親も子供がいうことをきかないからイライラするし、お互いにいいことは何一つありません。
それではなぜ「勉強をしなさい」という言葉が、勉強のやる気をうばってしまうのでしょうか?そのメカニズムとその対処方法について以下の内容で説明していきます。
1 やる気を奪うメカニズム
「心理的リアクタンス」という心理学的効果があります。
人間は、本来自分の行動や選択は自分で決めたいという欲求があります。
それを他者に脅かされた時、その自由を回復しようとして抵抗心や反発感情が生じるようになります。たとえ自分にとってプラスのことであっても、抵抗や反発してしまいます。
勉強に当てはめてみると、
勉強をしなければいけないことはわかってるけど、勉強を始める時間や勉強の内容は自分で決めたい。
勉強する前に、テレビをみたり、おもちゃで遊びたい。
だけど、親に勉強しなさいって言われて、自由が制限された。勉強することは、自分にプラスになるけど、なんか嫌な気持ち・・・勉強したくない
2 知っておきたい真実
「親だからといって、子どもに強制的に勉強をさせることはできない。」
このことを知っておくことが重要です。
仕事での上司部下の関係でも同じことが言えます。仕事であれば、ある程度強制力があるので、仕事をさせることができますが、「命令されたり、強制されたり」した仕事は、能率や生産性を落としていくことになります。これは容易に想像できるのではないでしょうか。
親ができることは、子供が勉強したくなるような気持ちにさせるところまで、ということです。そこからさき、それを「強制したり、命令したりする」と途端にやる気が失われていきます。
じゃどうやって、勉強したくなる気持ちにさせればいいのか?それができたら苦労しないって思いますよね。
3 対処方法
①声がけ
共感って、やっぱり重要ですよね。押し付けるだけじゃなくて、子供の今の気持ちも考えてあげる必要があります。
例)やりたいこともあると思うから自分で計画的にやろうね
例)夕食後のみんなの予定をきく
ご飯が終わった後は、どんな予定かな?
勉強というと、嫌なイメージを持ってしまいませんか?勉強という言葉を使わないだけでも、少し効果があるのではないかと思います。
例)やることはしっかりやってしまおう
②自分で考えて行える仕組みづくり
やっぱり、勉強する習慣が身につけば、言われなくても机に向かうようになると思います。その習慣化のメソッドとして、子供が自発的に勉強するようになるという魔法のような「子ども手帳」。石田勝紀さん著者の「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう」という書籍で「子ども手帳」が紹介されています。こちらの記事も参考にしてみてください。
③親の気持ちを伝えたら、信用して待つ
いうべきことを伝えたら、子供もわかってくれてはいるはずです。自分で、行動し始めるのを待つ我慢が親にも必要なのかもしれません。見守ることができる親の子供が、のびのびと成長しているというのは、そういうことなのだと思います。
④低学年からの意識付け
これは、ずっと伝え続けることで「最低でも宿題はやらなければ・・・」というマインドに持っていくことはできると思います。ある意味洗脳ですね(笑)
⑤親の言うことを聞いてくれるような関係を気づく
これも子供が幼い頃から気をつけるべきことです。大人の接する姿勢を子供は見ています。大人が言っていることとやっていることがチグハグであれば、言うことを聴くはずもありません。
たとえばしっかり自分を理解してくれていると感じる先生の言うことはききます。同じ方向を見て進んでくれる人に対して素直になります。
そんな関係を築いてくることができれば、こんなストレスも減るかもしれません。
まとめ
今回は、子供のやる気を奪う呪いの言葉「勉強しなさい」について、お伝えしました。振り返ってみましょう。
1 やる気を奪うメカニズム
2 知っておきたい真実
「親だからといって、子どもに強制的に勉強をさせることはできない。」
「あくまでも勉強したくなるような気持ちに導くことまでが親の役割」
3 対処方法
①声がけ
②自分で考えて行える仕組みづくり
③親の気持ちを伝えたら、信用して待つ
④低学年からの意識付け
⑤親の言うことを聞いてくれるような関係を気づく
小学生の子どもであれば、モチベーションの調整は親ができることの一つです。言葉一つで、やる気をうしなわせてしまう可能性すらあります。子供も大人も気持ちよく日々過ごすためにぜひ参考にしてみてください。
これからもこのブログでは、中学受験を目指す中での体験記事、他には過去の子どもたちへの教育でこんなことを試して、こんな効果がでたとか失敗したとかなどの体験記事、今まで読んだ教育に関するとても参考になった本の紹介記事などを書いていきたいと思っています。
同じように中学受験を目指すご家族や幼稚園や小学生低学年の子供を持つ親御さんにぜひ読んでもらいたいです。
これからもどうぞよろしくおねがいします。