«当記事には、広告を含む可能性があります。»
どうもーみなさん、こんにちは!!
5年生さめくん(息子)と4年生くまちゃん(娘)の年子兄妹の子育て奮闘中のさきです。
今回は、子ども版TO DO LIST「子ども手帳」の活用について紹介します。
子どもが自発的に勉強に取り組んだり、片付けなどの生活習慣を維持することはかなり難しいですよね。ていうか無理です。
親としても、「勉強しなさい」とか、「片付けしなさい」って毎回言いたくないし、言われる子供も嫌だろうし、どうすればいいの?ってなりますよね。
そんな中、石田勝紀さん著者の「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう」という書籍で「子ども手帳」について、学びました。
この本では、モチベーションを保つ仕組みとして「子ども手帳」をおすすめしています。
こんな順序で、説明していきますね。
1 子ども手帳を作ることの効果
2 子ども手帳の作り方
3 モチベーションを高く保つ「ポイント制」
4 初めのルール作りが肝心
5 事前に両親の考えを伝えておくことも大事
1 子ども手帳を作ることの効果
「子ども手帳」を簡単にいうと、子ども版「TO DO LIST」のようなもので、それをどんどん手帳に記録していきます。
そうするとなんということでしょう。
【本書で紹介されていた効果】
・親から言われないと行動を起こさない→自ら主体的に行動を起こすようになっていく
・自ら進んで勉強するようになった
・自分で時間をやりくりするようになった
・生活習慣や道徳観念を守るようになった
・事前に予定を書き込むことで計画性が身についた
・積極的に「やるべきこと」をこなすようになった
・親子のコミュニケーションツールとなった
・自分がどれだけ頑張ったか振り返ることで自己肯定感が上がる
・何をするべきか自分で考えるようになった
・ポイントについての交渉能力がついた
試された方の夢のような効果が、紹介されていました。これだけで、すでにちょっと試してみようかなって思っちゃいますね。
2 子ども手帳の作り方
① 子供のお気に入りの手帳を購入
子供が気に入った手帳を選ぶということがモチベーションを持続させるコツです。
② 1週間分の予定を自分で書かせる
自分で字がかけるのであれば、自分で書かせます。それによって、脳に「これをやらなければいけないんだ」と認識させることができます。
③ 日々終わった事柄は赤で消す(やれなかったことは消さない)
赤で消すということがコツです。あとで見返したときに赤だと完了したことがわかりやすく達成感が得られるのだそうです。
④ 毎週末、消した分だけポイント精算する
この手帳の最大の特長は、この「ポイント制」だと思います。このポイント制をうまく活用することが、子供にやる気を持続させる秘訣です。
週末にこの1週間で達成したことを振り返って、ポイントを加算していきます。
3 モチベーションを高く保つ「ポイント制」
基本は、ひとつのリストを完了していくごとに、1ポイントです。そして、週末にどれだけポイントを貯めることができたのかを集計します。
このポイント制を導入することで、ゲーム感覚で次々を予定を次々とこなしていくことができます。子供ってゲーム好きですよね。
貯めたポイントはどうなるの?って思いますよね。
そのポイントは、おこづかいや好きなおやつなどに交換してあげます。
おこづかいに交換することに抵抗があるのであれば、毎週の獲得ポイントをグラフなどに見える化して、達成感を感じさせるのでも効果があるとのことです。
4 初めのルール作りが肝心
このポイント制を導入するにあたって、初めのルール作りはとても重要です。次のことを考えておくといいと思います。
①ルーティンの内容
いつもすることの大体の内容です。本当は子供が考えて、書いてくれるのがよりよいと思いますが、難しいのであれば、大体の項目を考えてあげましょう。項目が多くなりすぎてもいけないので、当たり前にできていることは省いてもいいです。できそうでできてないことやあと少しで習慣化しそうなことなんかがいいですね。
例)小学高学年の場合
(生活習慣)
・ゴミ捨て
・1日終わりの片付け
・水筒をキッチンにだす
・〜時までに寝る
・体操服などの洗濯物をだす
(勉強)
・音読
・計算
・学校の宿題教科別
・塾の宿題教科別1日分
・自分で決めた課題教科別
このように日々決まったものは記号化すると手間を省略することができます。
②ボーナスポイント
ルーティンの内容とは別に、特別に頑張ったときに付与されるポイントです。
例)
・テストで満点:10点
・漢検合格:15点
・週テストで前回の自分に勝った:15点
・塾のクラスアップ:30点
などです。頑張れば達成できるような内容を設定することで、よりモチベーションを高く保つコツです。
③ポイントのご褒美
一生懸命貯めたポイントをご褒美に交換してあげましょう。
ご褒美におこづかいをあげる場合は、設定を高くしすぎるとお金のために頑張るようになってしまいかねないので注意が必要です。
おこづかいに交換することに抵抗があるのであれば、毎週の獲得ポイントをグラフなどに見える化して、達成感を感じさせるのでも効果があるとのことです。おこづかい以外のご褒美も考えてみたので参考にしてみてください。
例)
・おこづかい 1ポイント1円
・図書カード1000円分:500ポイント
・ゲームなどの時間:50ポイント桃鉄1年分追加
・週間ポイントで◯点以上で好きなお菓子をかって貰う権利
わが家は、本をたくさん読んでほしいという思いがあるので、図書カードはよりお得に設定してみようと思います。
何パターンか考えておくと、どのように貯めたポイントを使うか自分なりに考えるので、考える力がつくと思います。
④ペナルティ
基本的には、加算方式で、「〜をしなかった」という理由で減点はしません。これは、減点されるとモチベーションが下がってしまうからです。
ただ、ポイント欲しさに嘘をついたり、ごまかしたりする可能性はあります。
例)
・嘘をついたり、ごまかしたりしたら過去1ヶ月のポイントが0になる
「子供はごまかすし、嘘をつくこともある」ことを認識しておくことが重要です。
ポイントをすべて0にしてしまうと、初めからやり直すことが億劫となり、手帳自体が嫌になるかもしれません。その時は、過去1週間分や過去1ヶ月分をゼロとするということで、もう一度やり直すチャンスを与えてあげましょう。
5 事前に両親の考えを伝えておくことも大事
「子ども手帳」を導入するときに、子どもになぜこれを導入することを考えたかしっかり伝えておくことも重要だと思います。
わが家では、
・自分のことは自分でできるようになってほしい
・そのために勉強や生活のことについて、良い習慣を身につけてほしい
・そして、ポイントはあくまでもおまけで、ご褒美のためではなく、自分のためにやっていると思ってほしい。
・嘘をついたら、パパやママは騙せるかもしれないが自分は騙せない。自分に嘘をつかないようにしてほしい。
ということを伝えるつもりです。
これを真剣に伝えておくことで、嘘をついたり、ごまかしたりすることの多少の抑止になるかもしれません。
まとめ
今回は、子ども版TO DO LIST「子ども手帳」の活用について紹介しました。
石田勝紀さん著者の「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう」という書籍を参考にしています。本書の中には、この記事で紹介していない詳細が書かれていますので、気になった方は読んでみてください。
我が家でも、試してみて、その効果をいずれ報告したいと思います。
これからもこのブログでは、中学受験を目指す中での体験記事、他には過去の子どもたちへの教育でこんなことを試して、こんな効果がでたとか失敗したとかなどの体験記事、今まで読んだ教育に関するとても参考になった本の紹介記事などを書いていきたいと思っています。
同じように中学受験を目指すご家族や幼稚園や小学生低学年の子供を持つ親御さんにぜひ読んでもらいたいです。
これからもどうぞよろしくおねがいします。