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どうもーみなさん、こんにちは!!
5年生さめくん(息子)と4年生くまちゃん(娘)の年子兄妹の子育て奮闘中のさきです。
今回は、中学受験でのお父さんの役割について紹介したいと思います。
中学受験は、子供とおかあさんにフォーカスされがちですが、家族全体で取り組むことが大事だと思います。それではお父さんはどんなことをすればよいのか?と思いますよね。
お父さんの役割について、西村 則康さん、高野 健一さんの著書の「中学受験! 合格する子のお父さん・受からない子のお父さん」を参考にしました。
この本は、中学受験での父親の役割について、NG行動も紹介しながらわかりやすく解説してくれています。父親だけでなく、親の役割や幼少期の教育についても参考になることがたくさん掲載されていましたので、今まさに中学受験と向き合っているご家庭だけでなく、まだ幼稚園生や低学年だけど、中学受験を考えているご家庭にもおすすめです。
最近では、中学受験に関心を持つお父さんが多くなってきたのだそうです。わが家のパパさんも中学受験経験者なので、さめくんの中学受験にはとても関心を持っています。
関心を持つことはとても良いことなのですが、間違った関わり方をすると、中学受験だけでなく、家庭までも崩壊してしまうかもしれません。世のお父さん、ぜひ参考にしてくださいね。
それではさっそくですが、
中学受験でのお父さんの役割は、ずばり
1 お母さんのサポート
2 子供に自信をもたせる
3 子どもの学習のフォロー
この3つです。
それでは詳しく説明していきますね。
1 お母さんのサポート
普段子どもの受験のサポートをしているお母さんのストレスを軽減できるように努めましょう。これは、お父さんにしかできない役割です。
お父さんの具体的な行動は
①お母さんの話を聞く
話を聴くことで現状を把握できるし、子供のフォローにも活かすことができます。
たまには子供への愚痴もあると思いますが、否定せずに、共感しながら聴きましょう。そうは言うもののお母さんは、間違いなく子供のことを一生懸命に考えているし、しっかり子供のフォローをしてくれています。
子供が5年生や6年生になると、お母さんに向かって偉そうな口を聴いたりもします。我慢して子供のフォローをしているお母さんの話にしっかり耳を傾けましょう。
②お母さんをねぎらう
一人目の子供の中学受験の場合、お母さんも初めてで不安の中手探りで子どものサポートをしています。そんな時お父さんは、不安な気持ちでいるお母さんにねぎらいの言葉をかけてあげてください。
例えばテストの後であれば、
「今まで、本当に頑張ってくれてありがとう。最後はあの子の力を信じようね」といってあげるのです。
お父さんの株は爆上がりです。
③お母さんと子どものギクシャクを和らげる
長い場合は3年以上、短くても1年を中学受験のために時間を費やす必要があります。その中でお母さんと子供がギクシャクするときが必ずあります。そのときにお母さんと子どもの間に入り、ギクシャクを和らげましょう。
具体的な行動として
・お母さんの話、子どもの話を聴く
どちらかの味方をするのではなく、中立の立場で、お互いの言い分を聴きましょう。
お父さんは、感情的にならず冷静に、全体を俯瞰するイメージです。
それは、子どもは親が夫婦ゲンカをしていたり、父親が母親に暴言を吐いていたりすると、気持ちが不安定になり勉強に集中できなくなるからです。
2 子供に自信をもたせる
親はわが子のためを思って「たくさんの課題」を与えるのではなく、「たくさんの自信」をわが子に与えてあげてください。その自信が何よりも大きな力になります。
わが子の力を伸ばしたいのであれば、わが子の気持ちになって考えることです。 12 歳の子どもは、どんな言葉をかけられるとうれしいのだろう? どんな言葉をかけたら、自信が持てるのだろう? そうやって相手の気持ちになって考える。 中学受験は親としての力量も試されます。
子供が自信を失いそうなときは、子どもの自信を回復させなければなりません。
「僕はもうダメかもしれない。どこにも受からないかもしれない……」と弱気になっているお子さんに、「大丈夫だよ! 今からの勉強が本番だよ!」と励ましてあげてください。
特にお父さんから「さぁーて、そろそろ本気を出そうか。お父さんはお前が本当はもっとできることを知っているよ」と明るくいわれると、「そうか、僕の学力はこの程度じゃない。本当はもっとできるんだ!」と思えるようになり、「よし、そろそろ本気を出すか!」と気持ちを切り替え、前に進めるようになります。
そんなに単純? と思われるかもしれませんが、騙されたと思ってやってみてください。意外と効果があります。それだけ、お父さんの言葉には力があります。
受験が終わった後は、まずはどんな結果であっても、「今まで本当によく頑張った!」と、これまでの努力をほめてあげてほしいと思います。
親がこと細かく指示を出すのではなく、「この子なら大丈夫!」と子ども自身の力を信じてあげる。その絶対的な信頼感がなければ、子どもは挑戦することができないのです。
小学生の子どもの生活の基本は遊びです。受験は特殊なことで、毎日何時間も勉強していること自体がすごいと、ほめてあげるべきなのです。
3 子どもの学習のフォロー
お父さんが関わると、わが子を思って熱心に受験サポートをしているのに、空回りしていることが多いのだそうです。ここでありがちなNG行動を紹介します。
お父さんにありがちなNG行動
・小学生の子どもの能力を無視した学習スケジュールを立てる。
・自分の成功体験を押しつける。
その成功体験というのは、自身の大学受験のときの話であることが多いのだそう。人生経験の浅い小学生の子供には、そこまで自分を律して勉強に取り組むことは難しいです。
残念なお父さんに共通していることは、目の前のわが子を正確に捉えず、理想論や根性論だけを述べていることです。
子供がつまずいているときにどのようにフォローするかが大事になってきます。お子さんの勉強を見るのであれば、教え込むのではなく、一緒に考えてみるというスタンスがいいでしょう。
解説をみて一緒に考えて見たり、塾の先生に質問に行くよう促してみたり、それでもうまくいかないときは塾に相談に行ったりして、なんとか前に進んで行けるようにサポートしてあげてください。
まとめ
今回は、中学受験でのお父さんの役割について紹介しました。振り返ってみましょう。
中学受験でのお父さんの役割
1 お母さんのサポート
2 子供に自信をもたせる
3 子どもの学習のフォロー
現在は、働き方も多様化してきていて、お母さんもばりばり働いているご家庭も多いと思います。その中で子供が中学受験を目指すとなるとお父さんの協力も不可欠です。ただ関わり方を間違えると大変なことになりかねません。しっかりと役割分担して、合格に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。
今回の記事は、西村 則康さん、高野 健一さんの著書の「中学受験! 合格する子のお父さん・受からない子のお父さん」から多く引用しています。より詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみてください。